7.05.2011

shuya okino × ako tanaka

先週の金曜日、六本木の青山ブックセンターで開催された、DJでありプロデューサーの沖野修也さんと、Numero TOKYO編集長田中杏子さんのトークイベント、「これからの”音楽”と”ファッション”の選び方」に行ってきました!






それぞれ、音楽とファッションと違う分野で活躍されているお2人の貴重なお話が聞けるとゆうので、楽しみにして行きました♪


このイベントのトークテーマにもあるように、「選ぶ」ことは、とても大切なこと。
しかし現代社会では、メディアによって取捨選択できなくなっているのではないか、と。

その例えとして出されたのが、Lady Gaga。
彼女自身は強い意志を持つ人だけど、メディアによって本人の派手さだけが目立ってしまっています。
彼女の本質を見るためにも、自分自身で「フィルター」を持つことが必要なのです。


また、今や自分からなんでも発信できるようになり、セルフ・プロデュースの重要性が以前より高くなっていると思います。
できるだけたくさんの情報を仕入れ、それを自分の「フィルター」を通して発信する、その場所がブログだと思います。
いい情報を発信するためにも、自分の中での好き・嫌いの基準を持ったり、自分の指針となる「水先案内人」を見つけることがとても大切なのです。
その「水先案内人」は、ときには雑誌であったり、ときには人であったりと、さまざまです。


実はこの、「フィルター」を通す作業こそが編集者の仕事なのだ、と田中さんはおっしゃいました。
雑誌の編集者とは、膨大な情報の中からその雑誌にふさわしいものを選ぶ仕事だからだそうです。
また、編集の作業がいちばん得意なのは我々日本人だと言います。
さまざまな民族が住む欧米は、考え方も「個」が主体で、あまり流行というものもないらしく、島国に住み、同じ民族であるわたしたちは、欧米に比べて情報の取捨選択の必要性が高いのです。


わたしたちは、その「編集」の基準となるものをそれぞれ持つ必要があります。
いろいろなものを吸収することで、自分の中に基準ができていき、必要な情報を取捨選択できるようになります。


ファッションにおいても同じことが言えます。
「ファッションとはスタイルである」という田中さんの言葉が印象的でした。
一見普段の生活とは無縁とも思える、モデルが高価な服をまとったファッション雑誌の1ページでも、色合い、気分、感じたことを自分の日々の生活に落とし込んで取り入れることが大切なのです。
ファッション雑誌とは、自分の中の基準をつくるキッカケなのではないでしょうか。




イベント終了後、田中さんと直接お話させていただきました。
もともとスタイリストである田中さんですが、実は18歳で単身イタリアにスタイリストの修行に行かれているのです。
そんな田中さんの、日々のインスピレーションの源をお聞きしました。
やはり、本や映画、美術館などとにかくたくさんのものに触れるのが大切だそうです。
そうすることで、自分が何が好きで何が嫌いかがちゃんとわかるようになるのだそうです。
やはり、自分の基準に信念を持つことが編集者にとって最重要なのですね。



最後に、「小さいころから、編集者になりたいと思ってるんです」と言うと、
「最近はなりたい人少ないからねー。大変だよ!頑張って!」とおっしゃってくださいました:)
あの田中さんとお話できたなんて、本当すごいですよね・・・・!!!



帰り道、慣れない六本木でやっとスタバを見つけ、イベントの余韻に浸りながらお茶して帰宅したのでした...♥ lol
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...